フィンランド大使館敷地内に、サステナブルに管理されたフィンランドの木材を使用した木造建築のモジュール式パビリオンが誕生しました。設計はフィンランドを代表するHelin&Co。インテリアは有名なデザイナーUlla Koskinenによるデザインです。木の温もりを感じる空間、心地良いインテリアの要として、NORDOフローリングが採用されました。

パビリオンではフィンランドの建築やデザイン、ライフスタイルなどを発信し、東京オリンピック開催中はフィンランドチームのホスピタリティハウスとして使用されます。このパビリオンは、森を大切に育てるフィンランドならではの循環経済モデルで、釘は一切使用せず、解体後も再利用できるサステナブルな組み立て式木造建築です。

フィンランドは、世界でも優れたデザインとテクノロジーで知られる国の一つ。公共の建物から日常的に使われるガラス製品まで、あらゆる場面でデザインを取り入れています。デザインは、贅沢なもの、特別なものではなく、誰もが楽しめるものという感覚です。
1886年、世界で初めて森を守る法律を制定したフィンランド。伐採したら植林するというルールが設けられており、これまで約100年間ずっと守られてきました。森の木々は常にメンテナンスされているため、伐採しても減ることはなく、木材に使われる量よりも、育つ木のほうが多い状態を維持しています。