ミラノデザインウィーク2019 Vol.2 Listone Giordano ショールーム arena

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2019年5月30日号

Listone Giordano arena Un progetto di Michele De Lucchi

2019年ミラノサローネの開催とともに、
Listone Giordanoのショールーム“arena”アレーナが
ミラノ市内にオープンしました。

ミケーレ・デ・ルッキによってショールームは『製品を展示する場所』という概念から『共有できるカルチャー発信の場』へと進化し、対話のためのスペースとしてMilano Design Weekのみならず今後も数多くのイベントが計画されています。

ミラノの市街でも最も中心地、つまりドゥオモ、スフォルツェスコ城、スカラ座のある地区をぐるっと囲む環状道路は、遥かルネッサンス期に行われた灌漑水路を1928年から1930年にかけて埋め立てた道路だそうです。Listone Giordanoのarenaはまさにその旧水路環状道路沿いのミラノ中心地側に18世紀に建設された由緒ある建物の中に生まれました。1930年にGio Pontiが設計した『ガチョウの羽』という名前の未来派料理を専門としたレストランがそこにあったそうです。

未来派料理とは一体なんのことでしょうか！少々調べたところ、パスタを排除することを重要視した、伝統とは全く異なる料理法だということまではわかりましたが、全容を知るにはもっと時間をかけて調べる必要がありそうです。残念ながらあまり美味しく無かった事だけは確かなようで、ガチョウの羽食堂もあまり長続きはしなかったようです。