オトナの工場見学 tabu x AD WORLD x Listone Giordano

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2019年2月21日号

　イタリアの経済を支える大きな柱は「観光、食、ブランド製品に代表されるものづくり」です。そしてそれぞれの分野において、その根拠・背景となる歴史と技術があります。

　ものづくりの分野においては、「こころざしの高さ」と「あくまでも美しさを追求する独創的な製品開発」が重要な要素で、それを担うファミリー企業の存在がイタリアブランドの品質と感受性の高さを育んでいます。

　共に３世代を通じて木を生業とし、品質の高さと圧倒的なオリジナリティで世界のトップブランドとして成長を続ける２つの企業tabu (天然染色突き板）とListone Giordano (フローリング）、その２社の製品をエーディーワールドは日本で展開しています。同じ業界で旧知の間柄のイタリア２社がAD WORLDというバインダーによって新たな視点のコラボレーションを展開しよう！という計画が、2019年の幕開けとともに始動しました。

　今回はミラノから40kmほど北上したコモ湖の近くにあるtabuの工場にListone GiordanoのメンバーとAD WORLDミラノオフィスのメンバーが集合しました。希少なウォールナットの瘤材を原材料から加工する工程や、色と品質を最新の手法で管理する製造およびR&D部門、高級車の精密な内装部品の製造工程などをじっくり見ながら3社で今後の開発の夢を語り合いました。

　この次はtabuとAD WORLDミラノメンバーが中部イタリア（ペルージャ）にあるListone Giordanoの工場を訪問します。また次回をおたのしみに！



		tabu（タブー）社は1920年代イタリア北部のコモ湖畔の街に天然染色突き板の工場として誕生しました。この地域はヨーロッパ屈指の家具・テキスタイルのトップブランドの工場が軒を連ねており、最先端のデザインが世界に向けて発信される場所となっております。クリエイティビティと確かな技術を駆使し、環境に配慮したエシカルな思想に基づいて突き板を生産しているtabu社は、他の追随を許さないトップマテリアルメーカーとしての地位を確立しています。