loopループ
デザイナーSebastiano Canzanoの眼差しは、詩人ジャコモ・レオパルディの詩的モチーフである「自然」「追憶」「反復と継続」を、境界が消失した「ループする無限性」へデザインとして昇華させています。
Loop は幾何学的な方向性ではなく、むしろ視覚的な方向感覚を失わせ、境目、限界の概念を際限なく押し広げます。
模様の始まりや終わりは知覚できず、床、壁、天井、空間全体を驚異的な連続性をもって、自然に、シームレスにつなぎます。
このプロジェクトは、プロダクトデザインにおける限界の概念についての深い考察― 物質を定義する形状の限界を超えることで、造形の限界は静的で克服できないものではなく、より動的でダイナミックになるというコンセプトから生まれました。
Sebastiano Canzanoセバスティアーノ・カンツァーノ
1971年バーリ(イタリア)生まれ。1997年にヴェネツィア建築大学を卒業し、ヨーロッパ各地(マルセイユ、ライプツィヒ、ロンドン)での国際的なプロジェクトを管理するケーススタディを実践しました。2001年に自身のスタジオを設立、主にイタリア国内の歴史的建造物や豪華なヴィラ、オフィスなど大規模なプロジェクトを手掛けています。
照明や家具、周囲と調和する仕上げに対する徹底したアーティスティックなアプローチを通じて、建築、デザイン、アートが共存する空間を創り出しています。
- INSTALLATION PATTERNS
- COLOR VARIATION