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2013年11月27日号
想像とコンセプトを形にするアーキテクトたちの仕事。
AD WORLD の製品を使って創造されたプロジェクトをシリーズでご紹介します。
広葉樹の美しさは、曲線と不思議な色のグラデーションです。
中でも力強いアメリカンウォールナット木目は、これまで多くのデザイナーが採用してきました。
今回は、普通のデザイナーは使わない白太を見事にレイアウトした
レストラン
のご紹介です。
壁から天井につながる白太は、天然のこげ茶の美しさを引き立てています。
私は、なんとなく木の内部に迷い込んでしまったような気持ちになりました。
壁、天井:
ソウルウッド
(ジャクソン)
什器:ケヤキ無垢板
床:
キャラクターウッド
(ブラックローレル)
壁、天井:
ソウルウッド
(ジャクソン)
壁アートワーク:木地 金箔張り
「木は木らしく」
釈迦に説法ですが、木には赤身と白太の部分があり、板目と柾目があります。
いつのまにか業界では赤身柾目、もしくは左右対称の板目は優等生扱いで、そうでないものは劣等生扱いのようです。
優等生ばかり集めた空間は、色形が整然としてそれは美しいです。
ただ、そこには温かみやヌケ、マのようなものがなく、愛嬌がありません。なんだか懐が浅い感じがします。
劣等生扱いされたものにはヨジレ、チジミ、フシなど成長の過程で刻まれた形跡があります。それは個性です。欠陥ではありません。それぞれの分野で光るものがあるのです。
「人間味がある」「人間らしい」という言い方を使うことがありますが、それに似た感じで「木らしい」のです。伐採されて既に死んではいますが、そこにはまだ少し木の魂が宿っている気がします。
そうした「木らしい木」のある空間には、 温もりがあり包容力があります。
ラウンジという、心を休めながら身をゆだねる空間にあって、
その要素を大事にしたいと思いながら今回のデザインを進めました。
日建スペースデザイン 藤井崇司氏
【プロジェクト】
ル・グランシャリオ ホテル日航金沢
【住所】
石川県金沢市
【設計】
日建スペースデザイン
【施工】
J.フロント建装
【アートワーク協力】
アートアソシエイション
【使用製品】
壁、天井:
ソウルウッド
(ジャクソン)
床:
キャラクターウッド
(ブラックローレル)
什器:ケヤキ無垢板
12月5日、大阪市内でアメリカ広葉樹懇談会が開催されます。
今回は関西で活躍されている建築家の方々(坂本昭氏、大江一夫氏、菅正太郎氏と青砥聖逸氏)と木材業界の代表者がアメリカ広葉樹の内装材について意見交換します。
絶対に貴重な話が聞ける機会です、興味のある方は私もいるので気軽にご参加下さい。
ご希望の方は、メルマガを読んだと言って、下記連絡先までお問い合わせの上、29日までに参加申込みをしてください。
それでは、みなさん、会場でお会いしましょう。
日時
2013年12月5日(木) PM 3:00〜7:00(懇親会有り)
場所
日建学院・梅田校
住所:大阪市北区鶴野町1-9 梅田ゲートタワービル3F
定員
30名
参加費
無料
連絡先
アメリカ広葉樹輸出協会・日本事務所
TEL. 06-6315-1501 FAX. 06-6315-5103
E-mail
info@ahec-japan.org
須田 勝之
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