2012年7月24日号
このメールはいままでに当社のスタッフが名刺交換をさせていただいたお客様、製品のお問い合わせを下さったお客様、今までにもメールマガジンをご愛読頂いてきたお客様に配信させていただいております。
木材製品を長いこと販売していると、メンテナンスや補修の相談を受けることがあります。私はそれが嬉しいのです。
理由はいくつかあるのですが、製品を使っている状況が見れて、使われた商品に再会出来るからだと思います。
何年か前、大阪にヒビが入ってしまった無垢の天板を補修に行きました。
職人さんが丁寧に、ヒビが広がらない様に手を加え、それでも完璧には直らないので、「これくらいで使ってもらえませんか」と恐縮して言うと納得してくださいました。
義理堅い職人さんは、「せっかく大阪まで来たので、別のテーブルも治しましょうか」と、キズだらけで塗装のハゲかかったパイン材のテーブルに目標を定め、「表面を削って、塗装をすれば新品に戻りますよ」とやる気マンマン。
「それじゃあお願いします」ってことで、一気に削り始めるとみるみる素地が見えてきて、もうちょいで完成ってとこで、
お客さん 「あっ、ストップ」
職人さん 「えっ?」
お客さん 「ここまででいいです」
職人さん 「まだ、削んないと…」
天板には、すこしのキズと何色かのクレヨンの跡がありました。
「長男がここでいつも絵を描いていたんです」と奥さんが話してくれました。塗装が削り落とされていくのを見ていて、生活してきた場面がフラッシュバックしたそうです。
その状態で塗装し、完成としました。
ビンテージってこういうのを言うのかなと、私は思いました。
帰り際にお客さんが、「こういう仕事をしています」と言って、お土産に
絵本
をくださいました。
クリエイターは生活のセンスがいいですね。
最近、スウェーデン製の
床サンディングマシーン
を導入しました。
自動集塵機に高性能エアークリーナーが付いているので、簡単な養生でオッケイ。
そんな訳で料金も手軽になりました。百貨店内のブランドショップやカーディーラーなど、夜間清掃の感覚で対応しています。
無垢の床材だったら、何年も使い込んで割れたり、すき間が開いてしまっても、簡単に直せます。
このサンディングマシンは掃除機が付いてホコリが出ないので、たいへんな養生の必要がありません。
すこし削るだけで、フレッシュな木目が現れます。
削ってでる木の粉を硬化させて、すき間を埋めるのが新しい技術です。
一皮むけて、すこし明るい色になって、クリア塗装をかけたら完了です。 着色して、元の古くなった感じに戻すこともできます。
「もうこれは貼りかえるしかない」と考えている床材があったら、声をかけて下さい。
ビンテージフロアーになる可能性は高いです。
須田 勝之
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