2011年7月12日号
このメールはいままでに当社のスタッフが名刺交換をさせていただいたお客様、製品のお問い合わせを下さったお客様、今までにもメールマガジンをご愛読頂いてきたお客様に配信させていただいております。
想像とコンセプトを形にするアーキテクチャーたちの仕事。
AD WORLD の製品を使って創造されたプロジェクトたちをシリーズでご紹介します。
撮影:下村純一
瑠璃山乗蓮院は、真言宗豊山派の古刹であり茨城県常陸大宮市にある。
平安初期の創建と云われ、佐竹氏一族のゆかりの寺として盛えた。その後、栄枯盛衰を経て境内には明治末期建立の薬師堂、昭和6年頃とされる不動堂に平屋の庫裡が存在した。
平成19年になり、本堂立替の気運が盛り上がり、基本設計を進める段階では、現状の建築を修復し、多少の変更も加えて利用する案も浮上した。しかしながら、檀家のみならず近隣に開かれた癒しの場の提供、老朽化が激しい、耐震性や耐火性への配慮など諸々の理由から新築することになった。
平成20年10月より本格的な設計を開始、本堂、客殿・庫裡ともに鉄筋コンクリート造。一部木造の二階建を、平成21年10月に着工、平成22年6月竣工した。
曼陀羅図絵と建築の見立て
本堂及び客殿・庫裡の設計にあたって、この両界曼陀羅を見立てとして設計のよりどころとした。金剛界曼陀羅、胎蔵(界)曼陀羅それぞれ、その意味するところは多く、理解の仕方も多様である。ここでは、向上進修の極地を表す金剛界曼陀羅、諸仏の慈悲の徳を表す胎蔵(界)曼陀羅とし、前者を本堂、後者を客殿・庫裡へと応用を試みた。具体的には、本堂では縦横3×3桝の平面プラン、天井の九会紋様などに、客殿・庫裡では入子型の八葉院を中心に十二院の構成を間取りや天井パターンへの落とし込みを試みている。
-- 設計者 相田武文 児玉卓士 --
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撮影:下村純一(下段中央を除く)
天井の曼陀羅を木で作る仕事をさせて戴きました。
最初はどんな木材がいいのか悩みました。
ハイテク素材も考えましたが、杉の「曲げわっぱ」が最適でした。
わっぱ工場の職人さんは普段、調理器具や農機具を作っているのですが、 こんなに大きいわっぱは初めてだったそうです。
杉の「曲げわっぱ」は、歴史のある技術なので、軽くて、精度があります。
これからも、伝統のある分野の職人さんと仕事がしたいと思っています。
【プロジェクト】
瑠璃山乗蓮院
【設計・監理者】
相田武文/児玉卓士+児玉一展(
アーキベルク一級建築士事務所
)
【使用製品】
杉(曲げわっぱ)
営業担当:須田 勝之
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