【須田勝之通信 vol.11】竹原義二展 -素の建築-

「素」のままの構造美、素材美を現代の職人の手仕事で実現する――竹原義二氏の追求する「素の建築」空間が出現。

― 展覧会コンセプトより ―
「その時代、そこにある素材、そこにある技術を継ぎ接ぎながら肉薄してつくられてきた古建築は、不揃いであることや粗さを許容し、剥き出しの姿の中に建築の生き様を今に見せる。均質にする技術、綺麗に磨く技術を追い求めるあまり見失われていく構造美や素材美を、現代の手仕事によって見出し、素の生き様を見せるとき、二次元の紙の上には完結することのない、場の力が再現される。」　竹原義二
【会期】 2010年4月14日（水）～ 6月19日（土）【開館時間】 11：00－18：00（金曜日のみ19：00まで）【休館日】日曜・月曜・祝日　入場無料【会場】ギャラリー・間　東京都港区南青山1-24-3 TOTO乃木坂ビル3F



こちらの会場の壁面にAD WORLD の新製品SOUL WOODが採用されました。 SOUL WOODは不揃いの美しさを追求した突き板パネルです。詳細は近日発表予定ですので、楽しみにしていて下さい。竹原さんは以前、建築設計を旅と言いました。出会いと別れ、訪れては去ってゆく、でもどうしてそれで建物が建つのか私にはよく解りません。この前、講演会に行ったら「私たちは一周遅れの、トップランナーを目指す」これもまた、難しい。でも、最後に私たちは「ほんまもん」の建築を作ると言われた、これはわかりやすい。そんな訳で、今回も「木」というわかりやすい切り口で、「ほんまもん」とは何かを語ってもらえる講演会を開催します。