バカの壁 で有名な養老孟司さんの講演を聴きに行った時、
解剖学の研究は、何日もかけてひとつの死体を解剖して、
そこからいろんなことを知る学問だって言うのです。
それを聴いた私は、「 そっちが人間なら、こっちは植物の死体だぜ 」
そんでもって「 こっちはそれ売って、商売してんのよ、どーだ 」って
勝手にライバル意識を持ったのでした。
でも、人間と植物じゃあ、ちょっと違うな、 「 一番の違いはなんだ 」って聞かれたら、
「 植物はトイレに行けないってこと 」だね。
子供の頃、家にあった鉢植えの シュロチク に、水をたっぷりやったら
「 こんな寒みい時に、水をそんなにやったら、かわいそだんべ、
シュロチクはしょんべん出来ねえんだから 」 と母から諭された私は
トイレに行けないシュロチクの辛さを想像して、残酷なことをしてしまったと反省したのでした。
トイレを我慢するのは、辛いですよね。
真夏に短パンとTシャツで、映画に行ってガンガンにクーラーが効いてた時は地獄ですよ。
落語だったら、仲入りで行けるけど、映画は最悪だね。
そんな訳で、話を木に戻すと、
木は暑い時は、どんどん根から水を吸い上げて葉っぱで光合成をするので、
木の幹の中を通るストローみたいなのが広がって
寒い時は、あんまり水を吸い上げないので細くなって調整してるのかもしれませんね。
( 詳しい人がいたら教えて下さい )
だって、死んじゃってから何年たっても無垢の床材は冬は縮んで、 夏は延びるんですよ
何年も、それが繰り返すのは、生きてた頃のことを思い出しているんですよきっと。
だから、無垢の床材を施工する時は、あんましキチッと貼らないで、少しゆるくして下さい。
冬は特にです、そう、ちょっとイイカゲンな感じが良いのです。
お風呂の加減はいかがです?
いいかげんです。
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