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「サンマの塩焼き」と「サクラの床材」
今回も、食べ物の話です。
食育にいちばん良いのは、「新鮮なサンマの塩焼き」なんだよ。
「新鮮なサンマの塩焼き」には味覚を形成する大切な要素が全部含 まれていて 鮮魚の甘さ、塩の塩っぱさ、内臓や焦げ目の苦さ、それに大根おろしと醤油が加わった複雑な味と食感は、脳の味覚中枢を刺激しておいしさの記憶や基準になるんだ。
だから、子供の時においしい「新鮮なサンマの塩焼き」を食べて、この複雑さを覚えておくと一生の財産になる。逆に、子供のときに化学調味料やマヨネーズばっかし食べてると味覚音痴になる。
こんな話を、聞いて、子供の頃から農村で食育の英才教育を受けていたのかと思ったのです。
そういえば、キムチもただ辛いだけじゃダメで、甘さ、酸っぱさ、ほのかな苦みがないとね。
キヨシローもヤザワも、激しいだけじゃなくて、甘くて切なくて、やさしいからいいのよ。
んじゃあ、それを、木に置き換えると、やっぱりサクラかな、みんな知ってるしね。
普通の植物は葉っぱがあって花が咲くのに、サクラは花が咲いてから、葉っぱが出てくる。 |
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サクラの花はピンクでホントに美しいですね。サクラの板も美しいピンクなんです。でもそれは、冬に伐採するからで、夏に切ったら白い木なのです。
そう、サクラは一年かけてピンクの花を咲かせるためにピンクの色素を作って蓄える。
ピンク色が充満した時に板にして、花の代わりにフローリングとして何年も楽しむ、そんな考え方で、キャラクターウッドのサクラを作りました。
それに、冬に伐採して、しっかり乾燥させると、適度な硬さと耐久性がでるのです。
サンマとサクラ、どっちも、豊かな生活には欠かせませんね。 |
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