2009年5月25日号




 

 

オンラインショップは4種の無垢・キャラクターウッドフローリングからスタートです。
CharacterMaple
キャラクターメープル
NorthernBirch
ノーザンバーチ
Cherry
サクラ
Chestnut
クリ (アンティーク)
価格帯 : 3,098円 〜 4,515円 / 平米 (税込)
※運賃別途。 販売はケース単位になります。


◆ AD WORLDがこのキャラクターウッドシリーズを選んだわけ ◆

 by 須田勝之
木製建材の営業25年 カッコいい木の使い方なら知っています。

「昔、マグロのトロは捨てられていた」って話を寿司屋で聴いたことがあります。
トロは脂が乗ってて美味しいのですが、1960年代以前は流通していなかったそうです。
脂身なんで一番傷みやすいとか、冷凍技術とかの関係もあった見たいですが、 日本人の味覚が変わってきたことが大きな原因のようです。
基本的に和食はサッパリ系で、脂の味は好まれなかった。それが戦後になって食生活が洋風化してきて、だんだん需要が伸びてきた。

「そんでもって、トロは脂が乗ってて美味いのに希少だってんで、すっかり高級食になっちゃった。」
味覚の変化で、捨てられていたものが高級食になったそうです。

話をそのまんま木に置き換えてみます。
その昔、家じゅうが、柱も天井も建具も木で出来た家で暮らしていた人の好みは、すっきり目の通った無節の柾目、色むらのない上品な木目が高級品でした。
私の育った家は農家だったので、そんな素材は使っておらず天井は節だらけの松の板でした。 子供の頃、夜、布団の中から節だらけの板を眺めては、 誰かの顔に似ているとか、こっちを見てるとか、騒いだり、怖くなったりしたものです。
今の私の暮らすマンションは、 アルミのドア、ビニールで出来たクロスの壁、木目プリントのメラミンのキッチン、網の入った窓ガラス 直線と平面、人造物のオンパレードですが、床材だけは商売柄、天然木で色むらの多いものを使っています。

木材業界の価値観の変化が、確実に起こっています。

連続性のある柾目の突き板や、白い木を着色して高級感を持たせたものや、天然木なのにコーティングをしてメンテナンスフリーの床材など、うそ臭いものは、感性の高い人たちから嫌われています。
現代の建築で、木材を使う目的は何なのか、考えなくてはいけません。

そこで、今回、床材の視点から、「マグロのトロ」を提案します。
それがキャラクターウッドシリーズです。

価格があまりに安いからって、心配しないで下さい。
「木をプロデュースする」エーディーワールドからの、気持ちを込めた提案です。

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