2009年3月31日号





 

 
この物件を見たときにまず思い出したのは、ガウディのグエル公園。
「人々が自然と芸術に囲まれて暮らせる、新しい住宅地」の創造を目指して建築された、今日ではあまりにも有名なガウディの最高傑作のひとつである。当時はその思想は理解されず、住宅としてではなく、公園として現在では残っているが100年の時が経過した今日でもその芸術性は全く衰えていない。

    ― 活ノ坂デザイン工房 伊坂重春氏  ―
「今回の採用理由は、まず、以前からEW8自体の環境対応天然素材の思想に共感していたからです。築30年の建築のリノベーションを施すに当り、木の素材を通してサステイナブルデザインを提案しました。広い階段室は木のアートギャラリーに見立てて、EW8で展開しました。EW8特有の表情の豊かさ、質感を単なる建材としてではなく、EW8の生産過程でできる木片を、インテリアアートとして期待以上に表現できたことに、とても満足しています。」
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物件名 / 日能研自由が丘ビル
設計 / (株)伊坂デザイン工房 
〒 158-0098
東京都世田谷区上用賀 5-2-10-3F
Tel : 03-3708-5025 Fax : 03-3708-5026
E-mail : isaka-dk@xb3.so-net.ne.jp
http://www.c-channel.com/c00352/
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撮影 / 淺川 敏
今回、製作に際しては、壁面装飾のモザイクのため、壁でデザインしていくのが難しく、床で一度仮並べをしてから壁に張っていったという。
そんな苦労や工夫から生まれた、壁面パネルは、美しく、個性的で、「人々が自然と芸術に囲まれて暮らす」というガウディの思想に近いものを感じる。また、日能研という学びの場にその壁面が存在することのおもしろさにもとても魅力を感じた。

「これからも<EW8>を介し、何か面白いことが提案できればうれしいですね」という伊坂氏の言葉に、今後のEW8の新たな可能性を感じずにはいられない。

 ― EW8汎用材 ―
EW8は天然木材でありながらサイズ・色・硬度を用途に合わせて自由に調整できる画期的な木材です。カウンター材や、階段材、家具の造作材など、また、インテリアアートの素材としてもお使いいただけます。
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